雨降る。

最近はここに来ても、水の中の生物観察に忙しい。中でも「モクズガニ」は私にとってスターだ。けれど先日の雨が合図になったのだろうか?川を下ったのかもしれない。何時もの巣穴が空になっているようだ。旅立ったのなら、良い旅を!と思う。

或いは、ふらりと手ぶらで自転車に乗って散策をする。そんな時は割と遠くまで走る。

f:id:N-Tanabe:20210815223351j:plain
今日は息抜きだろうか?ふらりと行きたくなり、久しぶりに広角レンズを取り付けてカメラを持って訪ねる。雲は厚く街の灯が映えるかな?と期待をした。けれど水が少なく水盤には映え難く気難しい。カメラを低く構えたものの、どう撮ろうか?悩んで居たら雨も降りだす。写真の左下、雨がレンズに!そうそうに引き上げる事にした夜の豊平川

ここの風景、特別に好きと言うわけではないと思う。おそらく、近場でならという条件が付く。ただ、気軽に直ぐに来られる場所である意味は大きい。通えば変化を感じられるし、違いが見えてくると興味を覚える。

ここの足元に、旅だった大きなモクズガニが居た。良い淀みがあるので次が住まうだろう。小魚はウグイ?やハゼ、それらの子供にエビが居る。そういう生命溢れる川。対岸には街並みがある。豊平川でこうも綺麗に摩天楼のように見える場所はそうは無い。都市的なスケール感と、大きな川の広がりと、街中なのに大きな空があり、実は建物影に藻岩山展望台があり、幌平橋が見える。

大きさ、距離感、スケール感、生命感・・・体か頭の中を軽くリセット出来る場所。

本当は、たまには遠くへ足を伸ばしたい。この場所も相対化して理解しておきたい。結局はGW以降、仕事でニセコへ行ったくらいで本当に何処へも行ってないとは不思議な時を過ごしている。

せめてもの、夏の流星群すら曇天の夜には煌めかず。でも、それがココの良さなのかもしれないなと思う。