命名。

とある計画において、『プラン』に名を付けた。これは初めての事だ。一つの案だけが成長するように計画の進む事もあるけれど、多くの場合はアチコチへ派生する。

その際に大抵は、A案、B案、C案であったり、01案、02案、03案という具合に番号を振る。ところが、それがF案、G案あたりになるとE案ってどうだっけ?と言う物忘れが発生し、何故か毎回眺めるプランがあったりする。記号や番号では個性に欠けて印象は乏しい。

そこで今回は名前を付けてみようと考えた。

自分が区別し誰かに公表する事はないので好きな名を付けられる。こうなると俄然、興味がわく。好きな女性の名?女優さんかな・・・「さくら」、「リリー」と寅さんのマドンナ・シリーズもイイ。個性がはっきりとしているので命名し易い。或いは思い切って「ヘップバーン」とか名付けてしまう事も在り得る。ただ、覚悟が要るな。

今回は、敷地近傍を流れる川から名を頂き『〇〇カップ』とした。あくまでも私の呼ぶ呼称なのでココでも名は明かしません。名を付けると途端に愛着を覚える不思議。『〇〇カップ』さんをどうすればもっと綺麗に出来るだろうか?と考え始めていたりする。番号や記号の場合は検討のための案で済ませてしまい勝ちで時に放ってしまうものも生じる。でも、名を付けると大切にしてしまう。これからは、そういう風に取り組んでみようと思う。

打合せの際に思わず、私しか知らない名で呼んでしまわないか?これは、まぁ、次の問題。