Compact house 考 その③ 直ぐに拡張してしまう。

案外に、取り組んだ叩き台となる初案が16坪規模だったことに気を良くしてしまった。もう少し余裕を持たせたなら何が出来るだろうかと欲を出す。
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【Type-020】案は、勢いでいきなり「ガレージハウス」を試みた。約60㎡で18坪規模だ。住まう人数を限定するなら、18坪規模でガレージも網羅出来てしまえると知る。但し、決定的な問題がある。ガレージを備えるならシャッターやオーバースライダーが必要になる。それらに断熱性能は求めようも無いので、冬場はとても苦しい。ドマをガレージとせず、ドマの向こうにガレージとすれば小規模で可能ではないかと思う。

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そこで気付き、ガレージではなく「アトリエ」のある【Type-030】を試みる。
約66㎡で20坪規模で居室はバリエーションが増す。LDF+アトリエのみで28帖相当、Bed alcove等を含めると30帖を超える。建築規模が40帖で30坪がワンルーム的な広大な空間となる。

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【Type-040】は80㎡弱の24坪となる規模で、アトリエとガレージのある佇まいとした。シャッターの断熱は悩ましいけれど、採光と通風の工夫があれば多様なオープン空間が出来る。ただ、このLivingが快適かと言えば外部と隔たりは多く穴倉に籠る具合になりそうなので、要検討となる。


あれこれ欲しそうな空間を加え拡張を最初に試みてしまう。