まもなく、実働2年を超えて取組んでいたお寺の設計、
建築は既に引渡ししたものの仏具工事の最中であり、
外構工事はこの春、未だ気が抜けない。
特に本堂に阿弥陀様が納まるまでは建築に心が
入らないように感じている。
気が繋がっている内に、設計の過程を記したいと思う。
正直、大変手間の掛かる作業になるのだけれど、
記録になるはず。また、見て下さる方にとっては、
「設計とは?」を知る手掛かりになるかもしれません。
がしかし、気力が続くかは難題で、同じ十勝は帯広で
取組んだ住宅【MoAi in ny】、その設計過程を書き出した
ものの結局、中途で終わってしまった・・・申し訳ない。
※写真は内観、写真家の半村さんに撮って頂いた一枚。
同時期にご友人も家を建てていたらしく、一般的な住宅では
建材は一般にはショールームやカタログで選ぶところ、
「床?旦那が塗っている」と答え困惑されたらしい。
既製品の製品とは違い、無垢材を使えば塗装が必要となり、
コストがギリギリだったので、これをセルフ施工、つまり、
クライアント自らが塗った。工務店の土場を借りて。
何時までに塗るようにと、現場代理人がクライアントに
指示をするという立場逆転まである。
大変おもしろい話なのだけれど、これを面白く書けずに
悩んでしまって【MoAi in ny 設計STORY】は途絶えた。
私に文才があれば、楽しく書けるのに。
現場は楽しい。ものを創る現場は喜びに満ちる事も出来る。
光明寺の設計物語、脚色なく出来事は忠実に記したい。
・・・まぁ、私のブログに笑いを求める人は居ないだろうし、
書く以上は面白くしたいとつい欲は出るものの、書けないし、
そもそも眠れない夜に書き始める具合が常でもあって、
さて、完結出来るか?試してみよう。