家具体験

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久しぶりにHUKLAのソファに座ってきた。
ウレタンで作る心地の妙を体験出来る。
訪ねたのは大谷地の家具店、そして、
今回はクライアントと一緒に2時間あまり。

数はあるものの、今は随分種類は減った。
家具は売れない時期か、ネット通販が主か、
北海道、札幌では良い心地の家具に出会う
機会が稀になっている。とても残念だ。

住宅を設計する時は、どういう居心地を
求められるのか悩む。解くヒントを家具に
求める事は多く、訪ねる機会はあるものの、
その選択肢は実に少ない。

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これは結構、良い感じだった。
過去にはクライアントと担当者の3人で、
徹底的に座り尽くし、3時間を要した事もある。
あれはとても良い経験で体で覚える機会だった。

座ってみれば、誰しもが分かる事。
良いか悪いかでもなく、好きかどうか。
自分の好きな椅子を探す楽しさ、格別。

座る場所が決まれば、様々が地に足を着け、
容易に空間のイメージまでもが広がる。
それが具体的であるほど、設計も具体的に
進める事が出来る。
設計は常に具現へ向けて考え進む。
空想を求めては現実と乖離してしまう。
確かなのは、体が教えてくれるもの。

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ギャベ、とても好みだ。何時かは自分もと思う。
3割引とあり、有り得ない価格であるこれ、
素朴な草木で染められた糸の織り成す線の集まり、
おそらくは織られた地域の風景に想があるはず、
しかしそれが抽象にも見え面白い。とても好み。
そして、どうしよう?と悩んでも至りして。


家具はインテリアにおいてはとても重要。
住まう空間を考える時には欠かせない。