Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ⑨

夜更けに描きだしたのは小さな家の考察。
スケッチブックは使っていないので、
あくまでCAD上でのエスキースに過ぎない、
のだけれど、割と面白い。
何かした一案が出来ると、安心して寝れる。

⑧考までは小さくする事に徹してみた。
ただ、⑥考で提示した⑤案の印象が良い。

⑧考で一応の完結のつもりだったのだけれど、
⑤案を発展させてみた。この案を得る為に
悩んでいた気がする。素案を得たのかもなー


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悩ましいのはやはり、水廻りになる。
LDK一体の空間で何を見せるか?
今は綺麗なデザインの家電もあるので、
露出しても良いのかもしれないけれど、
人を招く事のある家でなら、やはり、
隠してしまいたい。逃げ場のある方が、
何かと都合が良いのは事実だと思う。

このプランでは、家電スペースを設け、
UTには洗濯機とボイラースペースを
設けて生活感を消し去る様に取り組む。
寝室とアトリエには結構な収納の
スペースがある。その上部にはLOFT
収納を企む。これである程度は大丈夫。

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思い切れるなら、キッチンに冷蔵庫と
電子レンジ等の家電棚を並べてみる。
露出出来るならリビングは広がる。
空想のシミュレーションなので、
ここに答えはないのだけれど、悩ましい。

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改めて断面を検証する。やはり、気持ちい。
ここでなら、リビングに大の字でゴロリと
出来るぞ。
寝室の収納は塔として上部はLOFTとした。

住居部分は75㎡で22.5坪。
物置を含めると80㎡の24坪。
車庫とアプローチを含めると、
95㎡の29坪の建築規模となる。

実際に計画すれば、建設費想定は
2000万前後になるだろうか。


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立面図も考えてみる。
建築高さは3.2m!とても低い。
低く伸びやかな建築、全長16m超。
南側立面は低い連窓で庭(コート)と
一体的なプライベート空間だ。

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道路側立面は極めて慎ましく、小さい。
中に入れば16mを超える奥行き、
室内の天井高さは最大3.1mとなる。

小さな家と思って入ってみれば、
きっと、ビックリしてしまうな。

ちなみに、外壁には木を張ろう。
但し低く抑えているので、メンテは
とても楽だ。頑張れる範囲のはず。

悩むのは水廻りだけれど、もう少し
規模を大きくすれば、楽しくなりそう。
回遊動線のプランも考え楽しんでいる。

小さな住居を考えるのは面白い。
あれこれを割り切った上で、
必要で最小限を求める事が出来る。
あれこれ加えて肥大化せずに済む。

夜更けはしばしば、このプランを
考えて過ごすかも。