【光明寺】納骨堂

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お彼岸の頃に納骨壇の引越しが行われた。
仏具廻りの工事は遅れていたものの、
この時期に合わせて納骨堂の阿弥陀様が
何とか、間に合う。滑り込んだ具合だ。

永代法要は今年、見送られたものの、
この日は2年ぶりの事、訪ね見せて頂いた。
昨年は工事開始時、建築物は無かった。

1年を置いて迎えたこの日はお披露目とも
言える機会でもあり、賑わう様子を眺め、
私自身も一安心を感じてしまう。

その時は邪魔にならぬよう斜からであった。
昨日訪ねた際は、とりあえず写真を撮る。
三脚を構えて撮るのは別の機会にする。

でも、綺麗だったので、一枚を貼る。
納骨堂の阿弥陀様、昼も消灯時でも、
存在感のある、御本尊とも違い、親しみの
在るもので、このお寺を見守る存在となる。
納骨堂ではあるけれど、納骨壇・・・
黒く静かで、という存在は房に納まので、
見えはしない。写真右手は合同壇となる。
当初から意図はしていたものの、機会を
見ては様々を検討し、試して見たものの、
納骨壇の所要数を満たすプランは実は、
設計最初の頃から揺るがず、今に至った。
効率的に配置出来、それでいて、この様に
静かな空間を用意する事が出来た。そして、
その空間の先にとうとう阿弥陀様が在る。

・・・阿弥陀様の下に在る仏具3種、
今在るものでとの事だったのだけれど、
少しヴォリュームに掛けまとまってしまう。
もう少し、たっぷりとしたものが欲しい。
と、要望はしてみた。



本格的な運用は、落慶法要の後となる。
夏以降だろうか。
何度も訪ねた事もあり、檀家さんは私を
覚えていてくれて、挨拶をして下さる。
在るとき、近所をウロウロしてた時に、
マスク姿の方が突然、挨拶してくれた。
私は誰!?という具合で失礼したけれど、
流石にマスクをされていては分からないよ。
次に皆様にお会いする機会に、何と言われ、
お聞きするのでか出来るのか?
不安と期待を素直に感じています。

お参りに来て、自然にこの阿弥陀様に
手を合わせて頂けるのか、眺めたい。


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写真の阿弥陀様、ここに居られた。
2年前の写真。当時は薄暗い納骨堂の奥に在り、
今は光を背にして在る。
何とか照れてしまうだろう状況に仕立てようと
試みたのだけれど、案外すんなりと変わらずに、
当然の様に在る様を見て流石だと安心させられる。