RAWを現像する。

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写真を提出する依頼があったものの、等閑にしてしまっていて慌てて整理をしている。どうせならと良い写真を見創ろうのだけれど、思い切ってRAWデータも眺め始めてしまったので、より時間を要してしまっている。年賀状をいつ作ろう?

デジタルカメラで撮影する際は一般的にJPEG形式になる。スマホの写真も同様。カメラで撮る際はRAW形式と言い画像ではなく撮影時の生のデータを撮り残す事が出来る。受照面の得たデータを画像に至らる前のままのデータは、様々な操作が出来るのでコントラストや彩度を上げて見栄えさせたり、NikonCANONの特徴を加えて写真にする事が出来る。

このRAWは自分でも現像する事が出来る。『現像』とはフィルムで撮る際に写真を得る過程であった。フィルムが露光しネガ(又はポジ)を得て、それを焼いて写真となる。その嘗ての過程とそっくりの事がデジタルカメラで行われる。

最適な、というのはとても難しい。改めて眺め、改めて現像を試みると、当然の事ながらカメラ任せの写真とは異なる上に、撮影当時に現像したものとも異なったりしてしまう。添付の写真もそうであった。面白い。

 

写真は建築後10年を迎えた【DOMA/道南の家】です。写真は建築後2年程後のもの、泊めて頂き眺めた朝のもの。陽はまだ北側にあり強い光はなく、落ち着いた光景。パラソルのあるウッドデッキ、遠くに函館山が見える。不思議な事に全くの日常の光景であった。こういう生活空間もあるのだと、現像過程を通じて改めて知る。

夜更かし生活で朝が極めて弱い私でも、夏なら陽が南に回る前に起きたくなる生活、ここで腕を天に伸ばしてアクビしてみたい。