深夜の中島公園散歩

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豊平川は基本的に何時も風がある。例えば今時期は昼間に温められた地面、
流れるのはまだ冷たい雪解水・・・あれ?案外冬は風がないのかな。
その周囲は影響を受けるからか、中島公園の池が静かなのはあまり知らない。
というより、どうして何時も波立っているのだろう?と思うくらいに風がある。
珍しく鏡面の世界、ススキノ方面を眺めると綺麗に写り込んでいた。

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実際には暗闇、カメラは性能が良くその闇の中でも色々見つけて映し出す。
おや?手前に撮影する自分の影もおぼろ気に写っていた。
これで星空が映えるなら素敵なのだけれど、配光に配慮しない街灯のために、
それは不可能だろうな。園内くらいは空や周囲に光を散らさない工夫が欲しい。
ある程度の広さのある空地、ここで夜空も何となくでも観察できるなら、
なかなかに素晴らしい都市計画に出来ると思う。

2年前の震災での全道停電の初日夜は、星が綺麗でびっくりした。
あんな大きな出来事はないだろうと思っていたのに更に静かな夜が今はある。
数日前に撮影した駅への道、大きな道路工事が行われている。
今なら遠慮なく出来るのかもしれない。
静かすぎて怖いけれど、多くの人にとって行く所ない機会というのは、
もともと何処かへ行くよりも訪ねた場所を観察してみたい私には
なかなか出来ない経験になっている。遠出はせずに近所で済ますけれど。

GWは明けたけれど、人と人の距離は一層確実に離れるに違いない。
気にしない方々も多数現れるのだろうけれど、周囲からは奇異に見えるのか。
豊平川は車窓から賑わいは見たけれど、既に綺麗にされていた。
何方かがゴミ拾いをされたに違いない。
札幌祭り後はここ中島公園も凄まじいゴミに覆われるのだけれど、
今年は綺麗なままで夏を迎えるのだろう。

良い事も悪い事もある。慣れるしかないのか。

自然や四季の感じられない人造された巨大な中島公園はあまり好きではない。
それでも貴重な空地、鏡面の池の光景は綺麗だった。
限られた少ない光の時間帯は割と好きだ。