【 2020.05.18 】

なかなかエンジンが掛からない。リスクを判断出来るだけの知識も情報もないし、自分自身は大丈夫!という確信もない。10万に1人居るか居ないが今の基準、医療の許容範囲に収めるためのと言う事らしい。正直、その確率の人に出会える自信はないので安全なのか・・・現時点での数字でもお会い出来るとは思われないのだけれど。それでも、流石にふらりと何処かへトコトコ出かけるわけにも行かない。そういう閉ざされた環境にまだ慣れない。解き放たれて得る自由の方が、実は寧ろ怖い。どこまで出来るか行けるか?けれど挑戦出来る環境が欲しい。社会の閉塞感がこれほど思考に及ぶとは、現実に実感出来る機会があるとは思いもよらなかった。

今後の世の中は少し、異なるものになるのかもしれない。急に話しかけたり、人前で話せば、「人に話し掛けるとはなんてことだ!」と怒られてしまうかもしれない。夜に飲みに行く機会が戻っても、洋々と語らう事無く静かに過ごす事がもとめられるのかもしれない。

昨晩はいつもの通り、中島公園を散歩した。そちこちの池でカエルが鳴いていた。産卵時期なので、夜はまだ寒いのに相手を求め鳴いている。もっとも、中島公園の居る蛙は在来種ではなく北海道には居なかった本州由来の種らしいので季節のものとは違うのかもしれないが・・・お一人、気になったのか道を外れて暗闇の池を興味深く眺められていた。夏の暖かさもない春の寒い夜に騒々しい鳴声、気になる人もあるだろうし、中には声の主を確かめたくなる人もあるはず。いつもなら、そういう人に私はつい、話し掛けてしまう。2年くらい前の夏の夜、暗闇の池の縁に人影があり、何事!と話し掛ければ学生さんで、カエルを網一杯にされていた。それが女性。夜に池で一般には女性は苦手だろうカエルを網一杯!?声を掛けずには居られなかった。そこでお聞きしたのが在来種ではないとのこと、その研究だった。いつだか石狩の浜を歩いていた時に地べたの写真を撮る方があり、聞けばコケの研究をしるとか、水源地でなら鳥についてはかなり多くの方にお話を聞いたりもしている。そういうその場で人と出会う機会を、今後は遠慮すべきなのだろうか。それは少し勿体無い。リスクを負うべきか与える事は許されるのか、マスクをしていれば良いのか、実に悩ましいなー