今回はテーブル、デスク、机について。
制作過程にあるリビングで大の字の家は、
内観を検討するのに必要な詳細を考える。
スケール感を知るにも物品は欲しい。
先ずはアトリエを考えてみた。
アトリエの作業スペースであり、
打合せスペースであり、
時にしばしばダイニングテーブル。
設定は長さ3.6mの長大なもの。
一枚天板は無理なので、
ここは1.8mのテーブルを2台連結と
考えてみる。
テーブルは、これまで何度か機会があり
デザインをしてきた。
ディテールは何時も同じにはならない。
その家に合うものを考えるので。
ただ、日頃に想像することはあり、
家具を見に行き感化される事もある。
都度、ディテールを感がてみる。
天板脳天からビスを打ち脚を固定するのは、
暴力的だ。天板にビスがあるのは厳しい。
掃除の際にその隙間に汚れが溜まりそう。
ではどうすれば綺麗に納められるだろう?
高価な仕組みなら様々は可能。
少し手数を多くする程度で何とか出来ないか?
いつも考える事。
と言う事で、今回は思い切ってフレームに
スチールを使ってみようと考えた。
工種が増えるので高価にはなるだろうけれど。
スチールを用いるデザインは、木だけで
制作するより繊細に出来るはずだ。
天板は薄く見せたいなー
脚は木二枚合わせで軽るさを作ろう。
肝心のスチールのフレームは複雑だな。
銘木の一枚天板、或いは継いだなら、
そちらが高価なので吸収出来るか。
安価な合板か、短幅の集成材でなら、
もう少し洗練させたい。
しかも、スチールを使うなら、
その軽快感を現すのなら天板と脚は
これで良いかな?接合はフレーム、
天板と切り離してデザイン出来れば、
スチールを使う意味も強く出来るはず。
雑多を許容するインテリアなら、寧ろ、
強く強固なディテールの方が良い。
収納を明快に見渡す空間が常に整然と
出来るインテリアなら、軽快でありたい。
Compact house考では、収納を減じて
小規模住宅を目指していない。
生活に必要な収納を確保した上で
主空間を考えている。
相応しいディテールがあるはず。
シミュレーションで始めたものの、
ここまで来ると趣味の様相でもある。
実際の設計に近い緊張はある。
もう少し、悩んでみようか。
ここに来て初めて、スケッチブックに
描きだす事態だ。
業務で『時間』制限のある場合と違い、
終わりがないので、この計画は、
終わらないかもしれない。
ディテール何て考えだしたら答えが
そもそも無いので。
どこまで出来るかなー
緊張が持続出来るかな?
物品デザインで数年寝かしてしまうかも。