諦めて、粘る事を諦めないぞ。

大変に都合の良い性格で、ここ数日で記した記事は見事にアトリエの窓や屋上から、豊平川の近所と恐ろしく狭い身近な場所での事であった。

・野鳥を観察すべく遠くまで行く事はなく窓から。
・天体ショーを場所や設定を選ぶ事無く屋上から。
・自転車に乗っても豊平川の近所を散歩する程度。

ただ、当たり前の日常の中に何かを探し見つけるスキルは大切にしている。それを億劫とは呼ぶまい。日常に喜びや楽しさ、興味を発見できずして特別な日は訪れる事はない。非日常は当たり前の日常の中にこそ在るはず、見つけられれば無理るく有意義な時を過ごせるのではと思う。


設計の時、先ず最初に敷地を眺め過ごす。敷地の可能性を超える建築は不可能だ。その可能性を最大限に活かす事が設計の要となる。誰も知らない可能性を探し活かせるか?出来れば驚く事になる。その驚きは実は、些細なところに様々多様に隠れている。格好よく気張っては無理でしかなく、流行りにのっても刹那で潰える。無難ではそもそも活かせないかもしれない。では?

では、どうしよう?設計の最初はいつも、つまづく事ばかり。容易に見つかるものでもないので・・・諦めて、諦めずに粘り眺める。覚悟してと意気込むと見たいものを見てしまうので、何かが感じられるまで待つ様にその場所を楽しむ事に徹する。


週末の夜更けなので、思い切って書いてみる。