カニ

先日の海で拾ったのは、貝殻ではなく「カニ」だった。荒れた日もあったので、不用意に岩陰から出てしまったのか波にさらわれのだろう、五体満足のまま、浜に打ち上げられていた。

水に浸けたなら間接は緩くなるだろうか?標本にでもしてみようかと。

甲殻類や甲虫は子供の頃からの憧れ。カッコ良い。外骨格がデザインされているからではないだろうか。魚類から哺乳類までは脊椎動物で、骨格が体内にあることで様々を勝ち得た生物になる。脳を大きくも出来たし、複雑な内臓器官も保持できる。甲殻類の弱点は体を大きく成熟させるために脱皮が必要になる事かもしれない。呼吸のためのエラまで脱皮するののは、まるで蘇る勢いでもあり、必死の行為に違いない。

車をカッコ良いと思うのも外骨格がデザインされているから、これが脊椎動物的柔和な本体だとやや悩ましいに違いない。例えばロボットの類も同じ、ガンダムもそうだろう。甲冑や鎧の類も同じかもしれない。

その意味では、建築も近い。もっとも、建築は「空間」をデザインすると考える事が出来るとスケールは一気に広がる。