右上は健やかな朝、左下は未だ夜の街。
ある朝の日の出が印象的だった。石狩の海から寄せて来る黒い雲がもう少し立ち上がれば面白い構図になりそうな。LEDの街灯に照らされる夜の雪道は朝陽にも負けない程に明るい。
W杯観戦のために先週は超早朝の生活スタイルを敢行した。試合が終わるとちょうど日の出の頃になる。夏の開催なら開始時刻が日の出の頃だろうか。大会はこれからが本番、出来限り楽しみたい。
サッカーのフィールドは無垢の四角、製図台に貼ったトレーシングペーパーのように見える。的確な意図をもって陣取りを行い、よりゴールに迫り奪うゲームが繰り広げられる。意図が的確に展開するとパスのコースは多く出来、柔軟に出来る。
建築に例えるとフィールドは敷地、パスは動線になるかもしれない。陣取り合戦はゾーニングであり、そこに的確な意図を与えるとプランが出来上がる。
スター選手がドリブルで切り込みゴールを決めてしまうような展開は今はまるでない。攻め手を多くすれば後ろが空いてしまい、後ろを多くすれば攻めが薄くなる。守備ラインを押し上げコンパクトに展開する事で互いにチャンスを築き攻め争う。
知ったような事を書いてしまったけれど、実際のところ、ユニフォームを違えてプレーされても見分けがつかない程に出場国はどこも洗練されたサッカーを披露する。印象的な展開に巡り合えるといいなーと思いながら夜を過ごす・・・眠い。
