2020-08-11から1日間の記事一覧

森の朝

雲海を見た後で降りてきて眺めた森の中。見えている木々の向こうは阿寒の国立公園。まるで人の居ない自然が奥深く広がる。やや切り開かれ整えられた地面の下草は差し入る陽に焼かれて行く。まだ夜露は蒸発せずに漂い、そこに光が反射して光線を見せる。低い…

津別峠の夜明け

故郷の町に日本フィルハーモニー交響楽団が来た事がある。その時のパンフレットは衝撃的、まるでSF世界だった。今も大切にしていて、今も持っている人は先ず居ない。当時、剣道をしていたのだけれど、これを撮ったのは、その当時の剣道の先生だった。後に自…

雲海。

先日の「雲海」には続きがある。斜里岳右から登る陽が空間を広げて行く。地球の丸さを実感する。眺める風景の奥の低みから、陽が斜里岳に垂れ込める雲を下から照らし出す。雲の下側のみでなく上が光始めると直ぐに光り出す。何とも有難い日出。みるみると登…

オンネトーの夜

数日前に載せた写真は、楽しんだここで夜の風景を待った時のもの。雌阿寒岳と阿寒富士が望める。風無く水盤が静かなら鏡になる。そう多く鏡になる事はないし、月があれば明るすぎる。夜にここを訪ねる人はまず居ない。なので基本的に静かだ。森の中は色々な…

オンネトー

ここに来ればいつもBBQを楽しむ。珈琲を飲んだ後に湖畔を散策する。その道は好きだ。急斜面にしっかりしがみ付く木々の根が張り出し逞しい。自分の卒業設計を草案した際に思い浮かべた生命感がそこにある。散策路の先に低く傾いた陽が居る。 20年前にもこれ…

桂の木

この日は、津別峠、屈斜路湖からオンネトーを目指し走った。と言う事で写真は和琴半島から一気にオンネトーへ。オンネトーのキャンプスペースの中央にある木は桂、印象に残る。舞台の中央に聳える様は昔から変わりなく、今も健全。この巨大な姿に似合わず葉…

屈斜路湖の和琴半島

津別峠の道は正直、楽しい。二台すれ違えないギリギリの道、クネクネと極端に登り降りする細い道は走って楽しい。ただ、鹿さんが数多く住んでいるので気を付けないと危険だ。彼等の動きは全く読めない。この日は、屈斜路湖側から数多くの人が登っていた。後…

雄阿寒岳

津別峠に登ると、道東のパノラマが見える。屈斜路湖のパノラマで有名な美幌峠の標高はWikipediaでは525m、津別峠は947mとなっている。この高さから眺めると雄大、道東の東側の多くが目の当たりに出来る・・・この日は曇が眼下にまで垂れこめ湖面が僅かに見…