森の朝

f:id:N-Tanabe:20200811051741j:plain

雲海を見た後で降りてきて眺めた森の中。
見えている木々の向こうは阿寒の国立公園。
まるで人の居ない自然が奥深く広がる。
やや切り開かれ整えられた地面の下草は
差し入る陽に焼かれて行く。
まだ夜露は蒸発せずに漂い、そこに
光が反射して光線を見せる。

低い陽に向かい、見える手前は影に覆われ、
その向こうに熱い光に満ちている。
僅かに水上に反射して光線が見えている。

光明が奥行きをもって輝く空間。
気持ち良く、綺麗だなーと眺め過ごす。