冬間近の夕暮。

f:id:N-Tanabe:20191105021058j:plain2年前の秋に三日月を眺めた十勝のとある場所を先日も立ち止まり、眺めた。すっかり見覚えた平地の広がりと遠くに聳える山脈のある風景。その夕暮れはとても印象的だ。暮れると真っ暗になる、その直前の出来事。


日高山脈の見せる風景のスケールは圧倒的だ。トワイライトでは、畑、防風林、手前の丘陵、その向こうの町並、遠くの山脈が、詳細は見えない事もあり一枚一枚を重ねて眺める風でむしろ明瞭、気持ちが持って行かれる。光明寺の設計の際は・・・何度も通った道ではあるものの、この微妙な時間に出会えたのは稀であった。いつも、夏も冬も暗くなるまで携わってたし。この日は役目を終えての御褒美の如く、美しい眺めを楽しんだのであった。