機能試験は合否判定。

先週は、十勝で設計をしたお寺の報恩講であった。報恩講は検索頂くと宜しい。お寺にとって最大の年中行事は特別の機会になる。設計では、この最大の行事を果たせるかどうかが最大の焦点でもあった。新築して初めての機会、これが機能試験であり、合否判定の日でもあった。果たして。

既に運用は始まり、お寺の方々も檀家様達も創意工夫があり、心配は無用だった。全てを終え、片付けも終えた後に厨房と言う名の井戸端会議場ではお茶会が催され、お誘い頂いた。お誘い頂けずとも飛び込むつもりではあったのだけれど、楽しい一時でした。笑顔を見る事が出来たのは本当に心から何よりです。

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法要を終えた後の本堂は内陣。一年の中でも特に飾られる機会は本当に綺麗です。ここに法中といいお坊さんが9人集い唱えるお経は、失礼ながら例えると、まるでアカペラのライブの如く。そもそも、鍛えられた喉のある良い声の方が9人もそろうので、当然ながら感激してしまう。

 

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皆様が去り暮れた夕暮れ時の、静かな一枚。とても印象的な光景だと思う。

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これは静かな翌朝の一枚。随分陽が長くなったのだと実感する。