桂の木

この日は、津別峠、屈斜路湖からオンネトーを目指し走った。と言う事で写真は和琴半島から一気にオンネトーへ。

f:id:N-Tanabe:20200730153010j:plainオンネトーのキャンプスペースの中央にある木は桂、印象に残る。舞台の中央に聳える様は昔から変わりなく、今も健全。この巨大な姿に似合わず葉は可愛らしい。秋深い時期なら落葉狩りをしてしまう。おそらく、まだまだ太く大きくなるはず。

雑木の一種だろうこの木は、自分の好きなチミケップでも好きな木がある。植物は殆ど区別のつかない自分がかなり小さな頃から区別をしていた。葉の可愛らしでもなく、おそらくはその幹の表情なのか、きっと、その枝ぶりが自分の理想とする木に見えたからに違いない。私にとって、こう在って欲しいと思う木が桂。

随分以前にお寺を設計した際、監理の時に出会った建具職人に造ってもらった額は桂の木を選んだ。製材も私には木らしい木で好きだ。現実にこの木を建築使おうとすればかなり難しいけれど、好きだ。