【光明寺】納骨堂の阿弥陀様。

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このお寺には二体の阿弥陀様像がある。
一体は開基時からの御本尊、本堂に座られるのが来週だ。
須弥壇、空殿、後門柱などの設置工事が予定されており、
そうして初めて場所が出来上がる。日に日に緊張が高まる。
阿弥陀様の居ないとお寺になりきれない不思議。

写真はもう一体、これまでのお寺でも納骨堂も見守り
続けていた仏像、新しいお寺でも納骨堂を見守るとした。
実は、エントランスホールからも拝む事が出来る。

ホールに立ち、広がりある方を向けば40m先に、写真の
阿弥陀様が在る。こちらは本堂とは違い、より親しみあるよう
目線を人に近づけていて、訪ねた際は必ずお会いする存在。

お彼岸前に何とか間に合った。その際の一枚。

大きな窓の前に在り、光を背にすることから暗く陰り、
シルエットしか見えない事態にならないか?悩んだ。
実際は、良く光が回り込み、スタジオで照明を綺麗に
当てて撮った?というくらい綺麗に見える。良かった。
自然光のみでの撮影、夕方遅い時間まで同様に綺麗に
見える事は先日、確認出来た。

阿弥陀様の目線の高さ、私は程よいと感じている。
高さは議論したところ。現場代理人は良く気の付く方で、
型紙を用意して現場で検証してくれた。クライアントを
交えて3人で、遠くから、近くからそれを眺め想像し、
悩んでたどり着いた「高さ」。

ほっとする一枚。いよいよ来週に迫る本堂工事。
外構工事は5月中なので、完成はまだなのだけれど、
本堂工事を終えられれば室内の全てが決まる。
ここまで設計開始から2年4ヶ月。興奮は止むを得まい。