【光明寺】外構工事終盤

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今年の冬は雪が少ないにも関わらず遠慮なく寒かった十勝地方、地中深くまで凍結が進んだらしく、外構工事はGWまで十分に待ってから行われた。写真は先週のもの。アスファルト舗装を終え、ラインが引かれている。工事は終盤。

全長は60mを超える、長い建築の全容がようやく見えてきた。これまでは模型やパースでしか見る事の出来なかったシーンに実際に立ち会う事が出来た。

最も高いところでも木造2階建の住宅程度、ヴォリュームを抑え重心は低くし、広がり伸びるようなプロポーションを求めた。改めて眺めると、何と言うか、十勝から眺める山脈のような印象を感じてしまった。伸びるように聳える様、佇まい。


手入れを考えると大変ではあるものの、駐車場が主となる境内において緑は欲しい。外構決定時には様々相談し、適所に植栽を設ける事とした。まだ小さな苗木、数年すれば良い具合に育つだろう。晴天の青空の下、小さくとも加えらた緑が彩る。

 

 

・・・しかし、それにしても暑い。

 



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2017年製作の1/100スケール模型。プランは少し異なる。

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2018年製作の完成予想パース。

並べてみると感慨深い。写真だけ見ればパースの方が近いのだけれど、模型は立体を検討出来、目線を落として眺めるなら擬似的に空間を体験、想像する事も出来る。その印象が最も近い。大きな屋根、60mを超える長大さ、低いプロポーションは他に近似する建築を探す事も難しく、設計時にはこの模型が私にとって特に重要な確信を与えてくれた。