wow factor / Waa feeling

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3月末にヴォリュームパースを提示してより4ヶ月が過ぎた。その間にプランは二転三転し、様々検討を重ね今に至る。ようやく計画をまとめる段階に至るのだけれど、これがなかなか、大変だ。

木曜日にクライアントと打合せ、更なる変更を検討している最中だ。今回は共同設計、石橋を叩いて渡る風でもあり、なかなか渡れない。

当初の提案にはとても可能を感じていた。コストと折り合いをつけられるだろう予測の内で思いの外驚かせられる光景を創造していた。現実には、より面積を獲得する事が求められ建築は肥大する。破綻を予見しては戻し、再び悩み、役所の指摘を考慮しを繰り返しつつ、要望に応えつつ施工性も考慮したプランに徐々に仕上がる。



打合せでは【 Wow Factor 】が求めらた。当初の要望はどちらかと言えばローコストというより標準的な建築であったものの、様々な経緯から今に至る。そう要望出来るだけ十分に提案が出来たからかもしれない。幾つか用意していたものの、正面きって要望をされると、最初から要望を頂きたかったなーとボヤいてみる。 建ペイ率は既に限界、容積率は余裕があるものの想定構造ではギリギリの限界、余裕を徹底して排除してきたこともあり、驚かせるという楽しみのための余地をどう搾り出そうか、思案する。

計画を終えるべく、本当は模型をと思っていたものの余裕がなく、それらの前に立体で検討はしておきたく3Dを製作した。3月提案より太ったかなー