勝負所なのだけれど、紆余曲折に今の御時勢もあり、頭の中に実態を未だ想像出来ていない。これまで幾度もトライしていたものの、幾度も停滞を余儀なくされていたこともなり集中力が持続出来ていない。実に苦しい。ただ描けば終えられる業務のみの設計をしていない。きちんとイメージを温め膨らませ、それを実現に向けて線を当てる作業を繰り返し修練させる設計は根気との戦いだ。心身ともに懸命になる。今は未だ、お腹が空いたり眠気に邪魔される。思い切ってともかく描き出してみれば、想像していたものとは実に細かい。いきなりこの精度で始めてしまうと終わらないのは明らかだ。
隠し丁番を使うと・・・イヤここは一般丁番でコストを抑えつつ隣接のパネルと一体的な壁面へ・・・でも現実には木造、面で納めるのは危険なのでマージンとなる逃げ寸法を５mm？は無理だろうな・・・と言う建具の基本となる一本を想定するも交差する建具を考え出すと、これは収納扉なのでスライド丁番で。枠をどう造り納めるか、上枠はどう絡むだろうか？2方枠で決めてしまうか？大丈夫か？と思案が始まれば、折角思い切って描き出したのに、一歩も前に進まず簡単に夜を更かせる現実を前にさらに混迷に帰す。
どうすんだ？違う。どうしたい？そこを改めて考えよう。
