ナナカマド !?

左右対称の5対に先端の一枚を加えた11枚の葉が一組のナナカマドと、先日に記した。ところが、洗練し完成されたデザインなのかと思えば、どうした?ナナカマド!!であった。


左右対称の6対と先端の一枚を加えた13枚が一組が存在していた。


13枚組が多勢ではないか!


ところが、左右対称4対に先端の1枚を加えた9枚組もあった!!


ひょっとして、ナナカマドは13枚組がノーマルかもしれない。

観察したのは中島公園、西岡水源池にて6本程になる。背丈の低い若い木では9枚組が存在する。大木では13枚組が主流に見える。観察し易い中木では11枚組が多いようだ。

若い低木では11枚組が多勢の中に9枚組が存在していた。13枚が主となる大木には11枚組があったものの9枚組は見当たらなかった。

持続成長に必要な栄養を得るのに、より多くの葉を必要とするのか、少ない葉でも確実に得る事を優先するのか、違いがあるのかもしれない。葉数が増せば雨風に堪えるのにより強さが必要になる。完成された計画ではなく、臨機応変に出来るデザインにこそ洗練さがあるのかもしれない。


しかしながら、折角、興味を抱いて誰しもがしる「ナナカマド」を観察して得た「解答」が実は奥があり臨機の様だったとは。

7枚、11枚、13枚だったなら「素数」で素学的、魅力的だったのに9枚組が居たとは。何かの計画で使いたくなってしまう。

自然、容易ならざる存在だと改めて実感させられる。

ここで初めてネットで検索を試みると、15枚組も存在するらしい。当然ながら、葉の数の違いを解説するサイトは出てこない。分類区別は為されても、「何故?」は自分で考えるしかなさそうだ。

ナナカマドの気持ちか気分か、冷静沈着な選択のみなのか、思いついて気付いてしまった疑問をどうしてくれよう。ナナカマドから整然の摂理への「理解」を得られたと思ったに、それは実は「疑問」となっている。今は地味な葉なのに、脳裏に葉が浮かぶのだ。


つい、数えてしまっている。「ナナカマド?秋は特に綺麗だよね!」程度で眺めていれば困らされる事はなかったのだけれど、気付いてしまった・・・どうして葉の数を区別しているのかなんて、理解できるわけがない。自分の腑に落ちる答くらいは探してみたい・・・がしかし、奥深過ぎる。とりあえず、15枚組は探してみたい。