ディテール

ディテールと言う程の何か?ではないのだけれど、とある何処にでもあるだろうS造(鉄骨造)の、濃い部位を描き上げた。平面詳細図よりも密に描いている。設計時にここまで寸法入りで示せば、工事時にも捨て置けず、仕上がりを問う事が出来るだろう。施工時に議論の出来る余地を示す事が出来ていると思う。

特殊な形状や意図、形状を示すばかりがディテールでもない。当然の部位を必然に示すスキルは欠かせない。実現すれば、ここを訪れる人は「線の少ない」、すっきりとした空間に出会える。感覚に触る違和感のない空間を、何処にでも再現出来る事は設計スキルに違いない。間違うと・・・こんな複雑な部位は凸凹になってしまう。

という部位が全体に広がる平面部位、描き上げるのに労した大作図面になってしまったのに、まだまだ決め切れず。