光明寺設計物語【2017.01.21】計画はじまる。

時を経て後2017年1月、2年前の事になる。
設計の要請を受け、計画をスタートする。

年明けに連絡を頂き、事前に資料を受け取る。
敷地の公図(法務局で手に出来る公の図面)、
測量図(測量時に作成される現状図面)、
地盤調査資料(地盤の状況を理解できる。)、
それに要望書と、今回の事業書がその資料。

住宅の設計では、敷地を知り、数回の打合せをし、
計画案をひねりだし提案に至るまでに一月程を
要するだろうか。どう展開するかは設計毎に違う。

お寺を設計するのは二度目となる。
同じ宗派でもあり、基本の理解はあるものの、
設計に至るには実感を欠いていた。故に長期に
なる事を当初から覚悟して、この日に臨む。

書面の確認、要望や事業書の内容の確認をし、
先ずは話をお聞きする事に努めつつ。
同時に私の設計とは?を説明させて頂く。
設計の基本は当然ながら、私のスタイルもあり、
事例を竣工写真のみならず、過去の事例の
設計の過程や図面、スケッチも案内しつつ。
・・・あまり案内の時間はなかったかも。


アトリエにお迎えし、13時スタートした打合せを
終えたのは20時であった。