【 bookshelf 】誘われました。

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遊びに来ませんか?と誘われ、フラフラと訪ねたのは13年来のお付き合いとなる【Bookshelf】。お付き合いの長い関係、ゆるゆるとして後にクライアントと設計者の関係から外れ、いつしか友人のような付き合いを許して下さるオーナーが増えていると思う。性分でもあり、そこは遠慮せずに訪ねてしまう。そして、今を見せて頂き、それが健やかである事を確認できると、ホッとしてしまう。で、この夜は我が家で飲むかの如く酔ってしまう。

深い軒先は印象的で、室内の灯が映えていた。

設計時には子供達もあり賑やかな光景の住まいも、10年を越えると住まい方には変化が起こる。少なくなった住人の佇まいが寂しくは見えてしまわないか?はやはり、気になってしまう。20人以上のホームパーティーも出来る室内でありながら、少数でも寂しさをみせない工夫は活きていて、であればこそ私には健やか感じられた。どうも、次なる展開もあれこれ思惑があるらしい。

設計が関われるのは基本、竣工までの事。オーナーにとってはそこがスタートとなり、10年、20年と住まう場所、当初にどこまでを意図できたのかは問われるものの、最早、何も出来ない。だからこそ、設計は慎重に行う。遊びに行き、あれ?何てことがあるのはやはり躊躇う。

チリ産スパークリングワイン、カザフスタン産ブランデー、ウォッカ、響、ブッカーズ、山崎産梅酒・・・御馳走様でした。