ふと、立ち寄らせて頂いた。

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これは随分前の写真になる。オーナーは覚えておられるだろうか?

先日は仕事で近所に居た事もあり、電話をするものの留守の様子だったので、外観だけでも眺めようと立ち寄れば御在宅であった。訪ねたのは『DOMA/yamanote』
習性でもあり、近所ならやはり敢て家の前を通りたい。ただ、突然訪問したのでは失礼なので・・・けれど、携帯に電話してまで訪ねる用意も無くぅ・・・しかし今は、家の電話が鳴る事自体も稀なので寧ろ、迷惑をお掛けしてしまい申し訳ない。

家の電話、ある時期はFAX電話が家のどこかに鎮座していたものの今は、片隅にでもスペースがあれば良く、置かない事の方が多いだろうか。そういう自分自身、家の電話が鳴る時は稀に公共的なもの、多くは営業の電話で出る意味を見出せない。アトリエの電話も似たようなもので、必要な電話は基本的に携帯に来る。出ても尚一層、営業の電話に終始する。FAXは業務で必要となるので未だ使うけれど、何れはメールに置き換わるのだと思う。

と言う事で、訪ねてみれば窓辺に手を振る姿があった。ふらりと立ち寄らせて頂ける場所でもあり、お会いすれば今は近況を報告する関係でもあるので、束の間の楽しい一時でした。

設計時には未来を描いた想像が現実に成り、その現実がどうあるのかは気になるもの。時間が経過すれば様々な展開もあり、お会いする時間は何時しか設計の時を過ごした時間よりも長くなり、世間話は身に染みる事も多々ですし、結局は友人的な訪問になる。また、ここはそれを許して下さるので、きっとまた、突然訪ねて失礼をしてしまうのだと思う。設計時には居られなかった小さな笑顔は素敵で、もう少し長いすれば親しく出来たかなーと思いつつ。