ラグビーを観て覚えた言葉

ラグビーを観戦していて興味深い言葉を知った。

一つは「unplayable」。競技においてボールが出せずにゲーム進行を妨げる状態の時に使われていた。「not」で否定せずに「un」で表現するあたりに、意気込みはあるのだけれど仕方ないという、やや肯定的な表現に感じられ興味深かった。実際にはどういうニュアンスで使われる言葉なのだろう?


もう一つが「momentum」。株相場で使われる言葉らしい。「勢い」と訳す事が出来るだろうか。例えば、スクラムで勝てるとチーム全体に勢いが出る、の様な時に使われると思う。観戦していると確かに「momentum」を感じる時がある。15人の組織で競う競技は個人でどうこう出来る範囲の限られ、チームに「momentum」を与える事が何より大切であるように思えた。負けが濃厚でも最後まで走り切る際には「momentum」が必要だし、当然、勝利を得るにも絶対に欠かせない。なかなか言葉に出来ない「勢い」を正しく表現出来る言葉のある事は、とても嬉しい。


日常においても、自分の場合は設計において、時には縄文探検隊のような企画をする時にも自身の役目を思うと、どう「momentum」を生じさせようかと考える事が多い。現実には動かぬか止まっているのが常であり、多くは後ろ向きである事の方が寧ろ多い。動かし、進み、継続し、momentumを生じて成果を得られる時の喜びは代え難い。


無理無茶に勢いで突き進むのは間違いだけれど、責任を負うことを躊躇い動かぬのでは始まらない。言い訳として「unplayable」を使う事はいくらでも出来るけれど、正しく勢いを生じさせる事が出来れば、主体的に楽しさを得られる。これからもmomentumを得られる取り組みたい。


・・・随分と感化されているなと思う。