最近は豊平川を歩く。

昨夏から豊平川河川敷を歩くの好きになっている。降雪までは転車でしたが。歩くと、結構な距離があるし、歩いた割に風景は変わらない。車の音は遠く、強い川の流れの音が響き、冬は人も疎らで静けさ在る場所らしい。
年末に貯めこんだ所用のために一日街を歩いた際に、驚くことに疲れた。体力増強は別として、体を動かす事には慣れておこうと思い、正月に歩いた。水源地へ足を延ばさずとも歩いて行けるし、街の夜景は気になるし、なんだかんだ、歩くのが面白い。

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夏に撮った場所は冬も入れた。薄っすら雪はあるので足元は要注意ですが。雲のある空はどこか暖かに見える。雪が無いので冬には見えないけれど、お正月の豊平川

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コンクリートの護岸ブロック?には雪が乗り、暗い水面との対比は面白い。

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こう眺めると冬に見えるかな?

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少し南側へ行くと、より暗く静かな場所になる。それでも夏なら夜通し誰か彼かがいるのだけれど、流石に今時期の夜に散歩をする人など居なかった。

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夕暮れ時に傾いた陽を背にすれば、雪明りの効果も無く街並みはシルエットになる。コントラストが効くと水が一層冷たく見えた。久しぶりの澄み渡る空。

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遠くに見えるのは恵庭岳なのだと思う。あの向こうには4万年以上前に噴火し出来たカルデラ支笏湖がある。思いの外近い。噴火の規模を考えるとここ一帯は火砕流に呑まれ噴石で覆われたに違いない。その後に整えられた川筋で今は人が日常を得ているのか・・・と想像すると面白い。

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答えから言えば、川岸の流水の支障となる障害物除去の刻印に違いない。散歩の最中に妙に恐怖を覚えたのは白と黒の冬景色に花咲く鮮やかさが夕暮れの際に際立ったからか。作業者の手元の高さで上下するものの、おおよそ高さが揃い、橋と橋の間の一帯に施されていた。最後の写真がコレではなんだけれど、こんな怖い仕事は見た事ないよ。この恐怖する仕事に見合う企てがあれば!それはこの先見守る事にしよう。