建築書籍

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縄文探検隊の筆頭メンバーでもある本の行商が久しぶりに訪ねて来られ、つい、買ってしまった。たっかい本だな。建築書籍に手が伸びるのがしばらくぶりなのにも驚く。

どうも内向きな思考から逃れられずにおかしい昨今、解放してくれるのは本に違いない。テレビでは安直、ネットを探しても刺激に乏しい。楽を探してしまいがちだ。読書家ではないけれど、本は手に取る。こういう時期だからこそ、空想世界であっても生粋の冒険をしなければならない!と今はアーサー・ランサムを読んでいる。

本は出会い、機会を逃すと次を期待する事は極めて難しい。

学生の頃は書店へ行くと、一日粘って必要な本を探した。極めて冒険だったのだと思う。専門書は雑誌を買うようには買えない程に高価なので、よく選びたい。幾つかの書店を巡り候補を選ぶ。その後に一服をする。決まって美味しく珈琲を淹れてくれる人の在るお店を訪ねて頭を冷やし、購入に至る。或いは、購入してからそこで珈琲を頂いて納得していたかもしれない。

ネット通販は実に便利だけれど、現物のある本の購入は躊躇う。必要書籍なら良いのだけれど、数年前に気になる本を購入すれば思いの外小さな本で、写真が小さくカタログの様な本だった。眺める気にもなれず。楽するのは間違いだと思い知った。本は出合った時の喜びが勝る。

自分の本、になった暁には付箋を貼りまくる。気になったところに貼る。後に、なんで貼ったのかと分からなくなる時もある。その時は剥がせば良い。

原点的元気さが私の好みだ。今回手にした本は手本の様で、直接的に参考にしてしまいがちな本になる。参考書的な使い方になるだろうと思う。なので、どうしようかは迷った。昨今の本で類似は持っていなかったので、一冊、置いておいて損はないかと。

琴線に触れる本との出会いは極めて稀だ。参考書的な資料となる本ですら、そうそうは出合えない。独立して良い事の一つは、本が経費で落とせることかな。これは確実に間違いない。お小遣いでなら、持て余すだろう本も思い切る事は出来る。ニセコの住宅の確認申請も下りた事だし、あと数冊は望みたい。