春の中島公園の木々 その② 様々な『葉』


「紅葉」?葉先の分れた葉は「カエデ」の類で良いのだろうか。そろそろ、何かしらの図鑑が必要な気がする。


紅葉デザインに沿うと葉先の長さ:幅=10:6 程度に見える。ただ、分かれた葉先は更に長く伸びるので、理解するには追加のルールが必要だ。


朝が良いのは、低い陽射しが横から森の中に指し入る際に、このような光の光景に出会えるから。陽が高くなると人の目線では影が支配してしまう。朝起きると室内がこの様な光で満ちていたら、早起きしたくなるな。これを真似ると仰々しくなる。耐久性も備えて再現出来ないものか?


出会ってしまった正10角形で9つに葉先の分れた葉。紅葉は正10角形で7つに葉先が分かれる。つまり、2枚多い。存在は予想はしていたものの、これは何という名でしょうか?


更に葉先が11枚に分れた葉も見つけてしまう。正12角形を使っているのだろうか?展開中心を1/5よりも偏心させ正14角形を使っているのかもしれない。画数や数が増すと葉は全体として丸みを帯びる。

何か、間違った植物観測をしているのだとは思う。ナナカマドを見えれば葉を数え、紅葉かカエデ類を見れば何角形を使っているのだろう?想像してしまう。


妙脈を見ると類似の派生か、こっちが先かは分らないけれど、紅葉デザインルールは適用出来るのだろうか?先に書いた紅葉デザインの追加実験で示した葉の長さ:幅を5:1 とした形状に似ている。もう少し太いか?葉柄も長い。


さらに、とんでもない葉も見つけた。もう、葉先が幾つかを数えるのを諦め写して終わる。春先に既に花咲いて、既に2枚羽を持つ種が作られている。

葉を大きく割いて分けるのは、構造妙脈を軽量化しつつ面積確保のためになのだろうか。強風でどれかが折れても全体は損なわれない。でも、すこしやり過ぎではないか?


ナラ?類の大きな葉を見つけ、ホッとする。


葉は順次誕生するらしい。先発して開いた葉はすでに十分に大きい。写真中央の葉は未だ若い。小さく可愛らしい。葉の両翼が伸びる具合は「オヒョウ」の葉に似ている気がする。けれどオヒョウのような野性味はなく、大づくりだけれど洗練さを覚える。


肉厚の円い葉は「ニセアカシア」だそうだ。間違うと、これも数え始めてしまいそうで怖い。強度は十分そうで末永く使えそうなので、薄い葉の木とは違う戦略があるのだろう。


枝垂れるタイプは、本来は葉表を上向きにして生じる葉がひっくり返って下を向く。ひょっとして裏目が表になってやしないかと心配になるのだけれど、なんか、いろいろ捻じれていて何とかなっている様子。どこまで計算して枝垂れ始めたのだろう?何か間違ったのかもしれないけれど、こうするメリットが上回り、今も居る植物なのだろう。枝垂れるタイプはそう多くはないので成功したグループではないだろに、上手い具合があったに違いない。


広葉樹ながら古めかしいホオノキは春に花を付ける。どこか原始的な野生に満ちる。