中南米のコーヒー豆が面白いらしい。

① コロンビアの『ナリーニョ』
エルサルバドルの『ビクトリア』
ニカラグアの『サンタアナ』

昨年はナリーニョがお気に入りで、私では良さを引き出すドリップは出来ないものの、出て来る味には余裕すら感じられる。結局は良い豆の場合は贅沢な飲み方だけれど、1.5カップ分の豆を粗目に挽いて淹れると何とかなる。味わいに欠ける部分がなく香は良くコクもある。

ビクトリアとサンタアナを試し比較してみたのだけれど、どちらも良質な事は間違いないとしてビクトリアは甘味が強く、サンタアナは酸味が効いている。甘いのは一般には美味しく思われるけれど私には飽きが来てしまう。サンタアナの酸味はそれが強いのではなく、割と味わいの主役を演じつつもコクや苦みを引き立てていて、非常に好みだった。甘味は舌のど真ん中に味を落とすイメージ。酸味は舌の脇で感じ味覚の幅を広げてくれるので他の味をより多く感じる事が出来る、気がする。

同じ豆でも煎る人によって違うので一般の認識は分からない上に、そもそも私が自分で挽いて淹れるのだから尚の事!ではある。何れもローストはシティロースト程度。

昨今は管理の行き届いた農園の豆が、中南米のはプレミアムな豆でも未だ手の届く価格帯で楽しめるようだけれど、その良さが世界に広まると価格は更に上がるだろうと聞く。

エルサルバドルニカラグアはガテマラに近い。そういえばガテマラの『アンティグア』も美味しい。その辺りの豆を飲み比べをしてみたいなーと思いつつ。