環境を知る。

暑いのだか、寒いのだか・・・でも陽が照ると陽気も宜しく、それが昼食後となれば、眠気を振り払うのが非常に困難な時期に入っている事を思うと、眠れない暑さが染みる頃も遠くはないのかな?

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桜には似つかわしくはないほど陽が大きく見えた一昨日、現地にあるクライアント宅を訪ね打ち合わせであった。実施を睨んでの計画の提案は、互いに、仕事に誠実にして得る価値観を共有をすべく取り組む。実施に至る頃には、もう少し具体的に書けるかもしれない。

住宅の設計が面白く、好きで在るのは、そういう互いに求める価値観を築いて共有する過程が明快だからだと思う。住むには耐えられない住宅は設計が出来ないし、住みたいと思う住宅を設計するには理解は欠かせず、自分(のみ)が住みたい設計をしても価値は生み出せないだろうと思う。映えるだけで良いなら、それは在る意味では容易なのだけれど、そこには関わる人にとって価値は生み出せないので考えはしない。結果が多くの人に映えるのなら、価値を垣間見せる事は出来るのだと思う。

 

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帰り際に眺める山、この角度ではまた違った佇まいであった。この日は自分で運転はしていないので眺める余裕があるし、しかも、ドライバーには申し訳ないけれどゆっくり眠ってしまったよ、この後に。

随分と陽は長くなっていて、夜が遅く夕方を見失いそうになる。それは良いのだけれど終われずに夜を過ごし空けてしまった窓を眺めるのは、嫌いだ。4時頃はもう明るい季節。

そういえば、無性に山を撮ってみたいと思えたのは、そうか、相原求一郎の絵を見たからだと気が付いた。出来れば、雨が上がった直後の空なら尚良いんだろうな。