2020 タイ旅日記 ⑭ 『ワット チェンユーン』

城壁内なら歩いても行けるだろうと思っていたチェンマイ、郊外に出るためには最低でも自転車が必要だ・・・と言う事で堀の外へ出る。『ワット チェンユーン』は近くであったので寄ってみた寺院。堀の周囲は交通量の多い道、歩道は僅かで自転車移動は実は怖い。だいたい信号機はないし自己責任で交通量の多い道を渡らなければならない。毅然とした態度で「止まれ!」と言わんばかり堂々と・・・渡れないよ。隙を見計らって渡る。

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空の青さは北海道とは違う。白い建物は良く映える。ここにも仏塔がある。しかも補修直後らしい。最頂部のみ金色、あとはポイントのみ金装飾が施されている。そのポイントは要領を得ていて、どこに施せば良いのかが本当に適切だ。青と白に金を加えるとは、考えた事のない世界。

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本堂はそれなりに年季の入った建築だった。

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正面壁面はしかし近年に修繕されたのだと思う。自分には、どこか浮ついた印象を拭えないのだけれど、これが適切だったのだろうか。内部には入れなかったけれど、本堂はどこも立派な大きさの御本尊は基本なのかもしれない。或いは多数の本尊。

正面の絵柄は左右で雌雄逆、阿弥陀様かお釈迦様の性を気にした事は無かったけれど、こうも描き分けられる事には意味があるのかもしれない。タイの夜の街を歩けばニューハーフに出会う事は少なくない。バーやダンスホールも多々あるし、市場で宣伝がてら躍られていたりした。美人!と思いきや太い声で驚いた。認知された存在である事は宗教観とも無縁ではないのかもしれない。

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撮らなかったけれど、大通り側には巨大な仏像が建っていた。写真左手。ここのお手は正直、自分にはテーマパークの様に写ってしまったかもしれない。

f:id:N-Tanabe:20200205132407j:plain仏塔のある区画はこの塔屋をゲートにして内に入る事が出来る。墓地のような場所かもしれない。青い空、豊かな緑、白い建物、金装飾。