これは数日前のもの、雨上がりの夕焼けは美しい。
雨粒の下たる電線、
塗れた路面に差し込む低い陽差しの弱い照り返し、
逆光で暗い街並みとそれらとの対比、
所々に見える低い雲の奥の青い空、
陽と対側で暗さを作る陰る雲、
後ろから陽を浴びて色付く雲、
隙間から後光の様に差し込む陽射し。
淡く幾種かのグラデーションのある風景と、
強いコントラストのある風景との様々が、
どういうわけか調和して印象的に見えた。
左下の傘さす人、望遠で縦に撮れば後光までを
撮れたかもしれないなー
アトリエの窓から見えるお隣さんの栗、
昨日まで割れ、裂け目が生じただけだった。
今日は完全にイガは割れ広がり、
中の実が落ちていた。
時々小さく葉を叩く音がするので眺めると、
鳥ではなく、どうやら実が落ちる音らしい。
雨降れば大地を冷やし、蒸し暑くもならない。
陽も短くはなるし、既に10月、もの悲しい。
・・・夜は長いので好ましくはあるのだけれど。
