とある住宅の3D検討パースに、少し質感を与えてみた。

冬に製作した「住宅」の検討パースに外壁に質感を加えてみた。敷地の個性に強く影響を受け考案したプランの住宅に。

アプローチ道路側は北面、ハイサイドライトが印象的な外観。層構造と変化が綺麗にまとまっている。出入口はもう少し工夫したい。雪問題はあるので車庫は表に出るけれど、人の出入り口を隠したくなる。

一手間を加えた傾斜屋根は簡単な操作で出来るのだけれど、立体的に眺めると複雑に変化する。角度を選んで俯瞰すると、恐ろしく簡単な造形に見える。少なくとも、この外観で内部を予測する事は難しく、住宅には見えない。

床レベルは地勢に沿いスキップするフロア構成、オープンな佇まいとなる南側からはそのレベル差が現れ外観を構成する。その”場所”に住まう上で、自然に沿う具合は実感を伴い、無理のない生活環境を構築できるのだと思う。

屋根下の屋外空間を使いたいくなる。プランや屋根形状を工夫したい。オープンな南側は「く」の字型に包み込むような広がりに面している。東西に植栽を加えたら外部と一体的な生活空間が出来るはず。


「く」の交点を少し外に膨らませたなら屋外デッキ部分を広く出来そうだなー。豪雪地帯なので無理のない木造で考えるなら柱を立てたい。と、言う設計要望が膨らめば、そこは構造設計との協議となる。

ちなみに、最後のパース右手の2層部分の下階はアトリエを想定している。籠りたいけれど閉ざされたくは無く、外とも繋がり「抜け」良く空気の流れる場所で在りたい。