Compact house 考

Compact house 考 その⑭ 事例として。

実はこの【Compact house】考は敷地を特定していない事が可能性の限界になっている。設計に置いて敷地は絶対だ。どのような要望も、たとえ資金が潤沢でも、敷地の個性を活かせなれければ無茶になってしまう。無茶な事例は現実に少なくなく、一見して見てはい…

Compact house 考 その⑬ スキップフロアでの解決を。

【Type-015】このプランは【Type-010】から派生する基本プランの拡張案。半地下に設けたアトリエを寝室とすれば、3、4人の住まえる空間規模となる。それを27坪の2階建てで実現が可能だ。平面的には防ぎ様の無い視線も、床高が異なれば違う場所だと感じられる…

Compact house 考 その⑫ 更に分析を試みる。

寝床をアルコーブではなく「寝室」に別けたプランを図式化してみる。何が違うのか?を考えてみる。【Type-101】として案内したプランは寝室を設けている。プライベート性の強い空間を公な性格の空間であるLDKと切り離している。落ち着きがあるプランになる。…

Compact house 考 その⑪ 分析を試みる。

昨年末からお正月に掛けての実験、何が出来るか?小さな家のシミュレーションを果たす。望ましい成果には至らずとも、出来るだけ減じた中で無理のない、或いは十分な住宅を考えられるのか?という自主プロジェクト。時間をおいて温め、また再開したいと思う…

Compact house 考 その⑩ 今回はここまで。

思い立ち夜な夜な思案を続けたこの考察は、正味2ヶ月ほどの事と思う。寝室を設けずにリビングに付属するアルコーブにベッドを置く事を許容し、コンパクトな住まいを考えてみた。アトリエの併設が主題の様にはなったものの、寝室を別ける事も同時に考えた事も…

Compact house 考 その⑨ 再び当初に立ち戻る。

【Type-011】56㎡(17坪)の案はType-010の再考案。幾つか経験して来た上で取り組み直してみたものの、現時点ではここに戻って来た。細かくは違うけれど。玄関を張り出しそこで来客応対とする事で室内のプライベート性を担保させてみた。この規模で住まいを…

Compact house 考 その⑦ 更に寝室別を試みる。

【Type-100】の系統は基本的に【Type-010】の原案のBed alcoveを独立した部屋としている。次の案も同様なのだけれど、長手に伸びるプランとしてみた。【Type-130】61㎡(18坪)のプラン。この規模でここまで明瞭に公私を区分する必要があるか?は悩ましい。…

Compact house 考 その⑥ 試しに寝室を別けてみる。

小さな住宅試作の試みは、アトリエが欲しいなと思い始めてしまい、なかなか小さくならない。それでも【Type-090】のような「回」のようなプランに至れたのは面白い。ただ、ここで一度、寝室をアルコーブではなく部屋として設けて見る事に取り組んでみた。【T…

Compact house 考 その⑤ 方針を転換してみる。

コートハウスを考えだすと現実的な敷地条件を設定しないと先へ進みにくくなる。一つ思い切って広い敷地があると考え、全く違う方向を模索してみた。 【Type-090】109㎡(33坪)の平屋案。水廻りや収納、キッチンを中央に集めコアとし、周囲にスペースを3つ…

Compact house 考 その④ 気ままに

【Type-050】は床面積70㎡(21坪)、建築面積は93㎡(28坪)程。040案でガレージやアトリエを併設してみたけれど、LDKが建物中央に配置してしまい、採光、眺望、換気が悩ましくなったことから、各スペースのレイアウトを変更してみた。シャッターのあるガレ…

Compact house 考 その③ 直ぐに拡張してしまう。

案外に、取り組んだ叩き台となる初案が16坪規模だったことに気を良くしてしまった。もう少し余裕を持たせたなら何が出来るだろうかと欲を出す。【Type-020】案は、勢いでいきなり「ガレージハウス」を試みた。約60㎡で18坪規模だ。住まう人数を限定するなら…

Compact house 考 その② 先ずはこのあたりから。

BR(寝室)を部屋ではなくLDKの凹の「アルコーブ」とし、縁側的で土汚れも厭わない「ドマ」のある、一人か二人住の「終の棲家」までを想定する最小限住宅を考察し始める。これは【Type-010】案、53㎡の16坪規模の住宅建築だ。この規模なら建設費1200万円程度…

Compact house 考 その① 想定条件

最後まで書き入れれば、きっと長編になると思う。どうせ、夜更けに酔いながら書く事になると思うのでグダグダ感を否定できないけれど。どうしてそうなるかと言えば、この取り組みそもそもが夜更けに楽しんでいるものだから。これは10年程前から温めているプ…