2021-01-01から1年間の記事一覧

朝は雨、峠からは要諦は見えず、辿り着くニセコ。そこから道を間違え足を伸ばしてしまう。そして出会った久しぶりの海は日本海であった。なんだかもう、夏。

仕方がない。

ニセコ町役場に行かなければならないらしい。先日届け出た景観地区の認定申請が認定されたと連絡ある。初めて、役所の届出を郵送とメールと電話だけで終える経験をした。しかし、受け取りは「サイン」が必要なので来て下さいと。何とも、日本らしい。緊急事…

川渡り。

街の灯映える曇り空が良いのだけれど、何も無い宇宙のような空が広がっていたので訪ねた豊平川の何時もの場所、雪解けの水は既に無く乾き静かだった。そこで・・・ 川を渡る。撮影は何と豊平川のど真ん中だ。我ながら思い切った。ここの護岸は中央にだけ流れ…

インテリアの検討

つらつらーと出来たパースを貼ろう。モデルは未完、窓も壁も不足、モデル再限度は50%に満たない。ではあるけれど雰囲気は理解出来るので、この段階で状況を確認し、方向性を正して置けば、より正解に近づけるハズだ。①現状を素っ気なく眺める。 現わしの「…

インテリアの検討。

3Dモデルの造り込みは未だわずかで開口部も壁も一部のみではあるけれど、現状のヴォリュームでインテリアを確認する。この住宅は非常に大きい。予算の都合もあり何かと難しい。大きな空間は住まうには落ち着きがなく空虚になりがち。家具を置けばそこに場所…

完成予想図を。

【PW Residence】はようやく、確認申請をする。長かった・・・・申請地には景観地区が指定されていて認定申請をする必要がある。過去の事例経験から申請書類は図面を含め揃っていたはずなのだけれど、どうやら今年から?完成予想図が要求される。昨年制作し…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ㉙ 朝陽入る。

■朝陽の入る室内、全景。日の出は毎日の事ながら、眺めるとあまりに劇的で驚かされる。私の場合、夜更かしして見るのだけれど。陽の長い今時期は日の出は早く、日常の生活で出会うのは稀かもしれないけれど、今時期な室内の南側の壁面を洗う様に差し入るシー…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ㉘ Kitchen

【Kitchen】は住宅設計において極めて難しく、そして楽しい。考察⑭で考え制作したキッチンをパースで眺めて見よう。 キッチンはセパレートで且つアイランド・タイプだ。つまり、二つに分けて一つは島の様にリビングに配置している。島にはシンクを、壁付けの…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ㉗ 照明を灯す。

照明を灯してみた。壁をどう照らそうか、正攻法でブラケット照明を設けた。アトリエとキッチンのペンダント照明を灯せば、それで生活に困る事はない空間。後は隅の暗がりを無くすように間接照明を灯せば雰囲気良く生活が出来ると思う。撮影用に色々灯してみ…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ㉖ 夜の庭

室内に照明を灯したので、折角なので庭からも眺めて見た。 室内を天井を僅かに照らす程度の間接照明と手元灯に抑えておけば、夜でも庭が眺められるはず。塀を照らしたいけれど・・・ソーラーパネル付きの小さな照明を並べても良いかもしれない。あれなら配線…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ㉕ 椅子を置く。

設計では本能的にこういう場所を作る。油断すると「便利」等の理由で収納等で埋められてしまう。大抵はクライアントと陣取り合戦をして過ごすと思う。残せると、そこは心の拠り所になれる、はず。椅子は人の場所を暗示し、スケール感も伝える。和の建築なら…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ㉔ 動線

オープンスペースの平屋の計画案、実はループ動線が豊だ。「かくれんぼ」なら辛うじて出来るだろうか、「しめた」なら存分に出来る。小さな住まい、一人か二人住まいを想定したものの、家族か孫かなら、走り回れる。 キッチン背後から浴室へ、ここは水蒸気を…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ㉓ 庭

■コート(中庭)からの眺め外とどう繋がるかは考えたい。草を生やすと虫が!という事はあるとしても。■庭の事例案内。敷地の中で、特に陽を浴び心地良い場所があるとする。そこに住まうか、そこを眺めて過ごすかの選択肢が設計にはある。どちらがより要望に…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ㉒ 完成予想図

【Compact house 考】として始めたのは昨年の暮れの事、既に半年が経過し計画はパース(完成予想図)を製作するにまで至った。これまで幾つもシミュレーションを試みてプロトタイプに出来る成果もあるのだけれど、パースまでは珍しい。でも、良く出来たと思…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ㉑ 洗練或いは修練。

設計の際はとても集中をする。頭の中に徹底して建築全てを創り上げる。平面、断面、矩計、ディテール、展開を合致させ、プロポーションを整え、敷地との呼応を考え、周辺との親和までを求める。平面や断面の検討では使い勝手や収納等ももちろん考慮する。そ…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ⑳:B 人を置く。

Compact house 考⑳:Aで案内したパースに、人を置いてみる。人を置くと一気にスケール感を感じられるだろう。人を立たせているので何だけれど、アトリエが一段床が低く、本棚塔にはLOFTが在るので、室内は実はとても立体的だ。奥にあるベッドスペース(寝室…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ⑳:A 内観別アングル。

キッチンはアイランド・タイプ。アイランドにするとぐるぐる回れるので、動線の自由度が上がるので好みだ。計画時に水廻りを念入りに検討をしていた。収納の量や場所、キッチン廻りの整理・・・具体的に作り込む程に気になる点は増えて行き、その都度悩み今…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ⑲ では、内観を。

Compact house 考 ⑨で考えたプランの内観を見て行こう。思い付きの実験的なシミュレーションながら、ここまで絵が出来ました。キッチンからの眺め、ここから奥の壁までは12m程だろうか。見えている順は、キッチン⇒リビング⇒アトリエ⇒本棚塔⇒寝室となる。寝室…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ⑱ 比べる。

大きさを検証する際に使わせて頂いている彫刻、これは何時も設計の際には側に置いて眺める事にしている。 美唄のアルテプアッツァ、ここは気持ち良い。時々訪ねて自分の基軸をリセットしてくれる特別な場所だ。広場全体から彫刻、寄り添い立つ人、遊ぶ子供ま…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ⑰ 外観を眺める。

想定した南面はこの具合。もしも絶景なり眺望があれば塀は無くせるだろう。この塀の奥にコート(中庭)があり、更に奥に母屋がある。開口は中庭に大きくとっているので、外からは見えない。北側には採光窓が多数あるものの、居室単位の窓ではないので不思議…

Compact house 考 リビングで大の字になれる家を考える ⑯ より具体的に

■面積住居部分: 83㎡/25坪車庫物置: 21㎡/ 6坪建築面積:104㎡/31坪リビングで大の字になれる家、考察は継続している。割と真剣にモデリングに取り組み、あれこれ検討しては手を加え、検証確認しては修正しつつ今に至る。この計画はあくまでもシミュレ…

結局は夜の豊平川

昼間に本を持って豊平川へ!を習慣にしたいなと思っていた。豊平川で出会った都会の野鳥は、ヒバリにムクドリだった。もっと色々いそうなので、序に観察をしたいとも思っていた。けれど何と言うか、結局は私の時間、夜に散歩が安心らしい。雨上がり、未だ雪…

都市規模で考えた、あるプロジェクト その⑦

インスピレーションを頼りに制作した即興モデルを案内。建物には縦方向にグラデーションを与えている。街並みを形成出来る規模なら当然、街並みを担う。担う街並みが魅力的に見えたなら、可能性はあるはず。先に案内してきた、やや俯瞰の視線にて。目の間の…

都市規模で考えた、あるプロジェクト その⑥

その⑤で検討した計画案を俯瞰する。何を考えたのかを確かめるに適当な視点、俯瞰景はその一つで偽る事が出来ない。建物だけ綺麗に見せるのは比較的容易。制作した3D街並みヴォリューム・モデルに配置する。その⑤で使った定点は、大きな通りの反対側4階から…

都市規模で考えた、あるプロジェクト その⑤

その②で製作した都市の3Dモデルに、その④で製作したヴォリュームモデルを配置し、定点で観測してみる。それが、その③のアニメになる。一つ一つを眺めて見る。 黄色の枠で囲まれた範囲が敷地になる。この規模になると実地で全景を把握するのは難しい。立体の…

都市規模で考えた、あるプロジェクト その④

計画初段階の取り組みはインスピレーションで。もちろん、過去の経験はフルに活用をする。 ≪ 考察 ≫敷地はまとまった一地域になる。大規模な開発も可能だ。ただし、一気に開発する事業は想像出来ない。①駅に近い。けれど直近ではない。②市街地と住宅地の中間…

都市規模で考えた、あるプロジェクト その③

考察過程を絵にしプレゼンテーションをする。GIFアニメ?にしてみた。ヴォリューム計画から、少し具体的な造形を与え、人の在るスケール感での表現までを。背景に使ったのは①で製作した都市モデルだ。一度モデリングすれば、レンダリングは何枚も出来るので…

自然でのこと。

昔から自然観察は好き。ついブログにも多々書いてしまう。感じた事、興味を覚えた事、発見した事等々。観察で見つけたものは実に面白い。自然の摂理やルール、一線が感じられるし、それを保つバランス感覚は他に学ぶのは難しい。先日の『ヒバリ』はとてもユ…

豊平川の風景とヒバリ。

豊平川で読書すること数回、突如上空が騒がしくなる事は数えきれず。見上げると鳥が大騒ぎをしている。ピーちくパーちくと鳴き叫び、溺れているかのようにジタバタ激しく羽ばたく。ホバリングしようとして遅々と進んでしまうような飛翔、一頻り騒ぎ終えると…

豊平川で読書、その風景。

何の写真だろう?撮らされたカメラも困ったに違いない。読書していると空から大きな音、見上げると飛行機雲が青空に綺麗に長く伸びていた。カメラを手に取り先へ向けると、太陽がいた。眩しくて覗けない。けれど、手当たり次第にシャッターを切る。飛行機雲…