2022-01-01から1年間の記事一覧

北海道マラソン その② 釣り人現る。

幌平橋地下鉄駅前で竿を出し始める少年が居た。ここの少し南側で豊平川から引かれた川、創成川が始まる。創成川は幌平橋駅の脇を抜けて中島公園へと続く。開拓時代にはこの水路が木材を運んだらしい。中島公園の池があまり綺麗には見えないのは人工故に無理…

北海道マラソン その①

おそらくオリンピックのマラソンを見に行かなかった反動かもしれない。見たいなーと早起きをして観戦する。ランナーは待ちに待った大会に違いない。何人か知った顔が走るはずだけれど、見つける自信はない。高校時代からランナーだった級友は速く、彼は見つ…

いつもの豊平川

いつしか、ここに来ると落ち着く。変わらないものは人の世のみ。空は同じだったことはなく、この日は、上空の白く写る雲のかたまりが邪魔だな。何故か水量が多い。まとまった雨が降った印象はないけれど、堰の多くが水面で覆われ踏み入れない。写真を撮って…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その5 背景パネル

これはA1サイズ6枚組のパネル。模型を見せるのに背景が白い壁では映えないので、当初から考えていたもの。ただ黒ければ良かったのだけれど、それだけでは無意味なのでアイディアを絞っていた。最後の最後に様々を取り組んだ成果です。使ったのは7月の調査時…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その4 俯瞰透視図

元々は春に作ったパースをと考えたのだけれど、展示のコンセプトや会場のイメージを想定し、4点の浮世絵風を新たに製作した。調子の良いアングルを探し、そのアングルで何枚もレンダリングしては重ね透かし、プロポーションと造形が分かる図案に仕上げた。正…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その3 デザインの秘密

展示の中では最も地味なこの壁面が実は重要です。デザインの秘密を証ています。造形プロセスの絵解き解説は、右から左へ14枚のパネルを眺めると一息に理解頂けます。複雑な塔のデザインも順を追えば明快です。左端の一枚は実際の写真に補助線を引き解説した…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その2 会場風景

展示は3部、6つコーナーで構成しています。 この展示で叶ったのは貴重な設計時の資料を展示出来た事。塔設計者の井口さんの発想時のスケッチ、計画図、実施図面一式を揃えています。スケッチに記された双曲線の公式がデザインの発端、これが具現し今見る事が…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】その1 撮影。

展示会場での一枚、これは実写です。なんとか綺麗に会場を設える事が出来ました。手間は3Dプリンターによる模型です。塔の高さは100m、その1/100スケールで全高1mの模型は圧巻。これは高校の同級生が制作しました。背景はA1サイズ6枚組のパネルです。…

【 百年記念塔 Digital Reconstruction 】 

百年記念塔は今、解体業者が決まり本当に失われかねない状況にあります。多くの方が様々に存続の道を模索しています。建築家が名を連ねる「北海道百寝記念塔の未来を考える会」もその一つです。建築家に何が出来るだろうか?何を残そうとしているのか?その…

ニセコの現場。

ニセコで設計した住宅は今、建設中。先週には足場が取れた。全長29m超と、とても長い平屋の住宅だ。建築のために樹木は相当に切られてしまった。何れ再び森の中にと思う。手入れしなければ直ぐに藪に覆われるだろうけれど。

お隣さんの栗の木

セミが夕方に鳴いていて、それがどうも道路側の電柱から聞こえてくる。夕暮れでもあり暑さというよりは、場所を間違えて困っている風の声だった気がする。3m程先の電柱で鳴くセミを、なかなか見つけられない。こっそり隠れながら探していたけれど見つからず…

豊平川のホタル

夜、豊平川にしばしば散歩に行く。たまに夜景を撮る。最近はもっぱら大きなモズクガニの巣穴を覗きに行く。無事かな?と。それが少し前の事、河川敷でゆらゆらと舞う光点に出会う。「ホタル」だった。※詳細な場所は伏せます。ホタル狩りをされたら失う可能性…

稀な空模様。

先日は夕方の事、アトリエでPCに向かっている際に室内の色が変わったのに気づいた。気付けて良かった。正にコレ、稀な空だ!とカメラを持って屋上に上がる。夕立前の空、低く、けれど薄く濃いめの雲が垂れこめている。空の全てではなく青空を残している。 向…

豊平川の花火大会

今年は久しぶりの花火大会を屋上から楽しんだ。次の機会には近くへ行きたい。以前は豊平川での花火大会がは一夏に3回はあったと思う。今は真駒内やモエレ沼の花火大会の方が規模は圧倒的だろう。豊平川の河川敷では上げられる大きさにも制限があるだろう。け…

ドラマのシーン

朝ドラの一シーン、これが何度か出てくる。ヒロインのお姉さんの旦那さんは長男で本家は強いシキタリがあるらしい。女が働くとは何事だ!という具合に。何とか認めて欲しいと、祖父や父の面前で体を小さくして頭を下げているのが旦那さんになる。一般には居…

とあるデザインを。

船のキールを反転し空間を創り、四脚が支える建築をあるプロジェクトでデザインした。模型を作る前に、デザイン検証用3Dモデリングを製作していた。すっかり忘れていたのだけれど、先日、見つけた。折角なのでレンダリングし、背景を合成して一枚のパースを…

北斗七星とカシオペア

晴れわたる風は微風の夜、蛍を探しに行こうか、キツネに会いに行こうか・・・屋上で納得してしまう。夏の空は水分が多く霞む、気がする。冬の乾燥した空に比べると湿った空は星が揺らぐ。のだけれど、今日の空は微風が水分を払ったのだろうか、久しぶりに星…

キツネ

蛍に出会った昨夜、今宵は対岸の水辺を巡る。こちらは親水公園的な広場や、護岸と河川内の砂地の隙間の水場など、蛍の幼虫が住めそうな場所がある。実は離れて立つ大きな樹木、遠くから撮ると並んで見える。久しぶりに撮る。本当は闇の中、ピントを合わせき…

最近はモズクガニの観察がメインの散歩なのだけれど、ここ数日の不安定な空模様を眺めると、軽い雲が低く速く流れていたのでカメラを持って散歩をする。前日からの雨、半日から一日で川の水位に影響を及ぼすように見える。カニの巣穴に近寄れない。豊平川程…

あるプロポーザル応募案。

同窓の大先輩と、あるプロポーザルに取り組む。結果は獲れなかったんだけれどね。読みは逆で実直さが問われた様に思われる。拍子の飛んだ案に相乗してしまったのは反省だ。コンセプトの説得力を、私は表現で示そうと試みたのだけれど・・・と言う事は得てし…

地球脱出速度

①脱出速度:ve ②重力定数:G ③重心からの距離:r ④重力点の質量: M②を地球の重力、③を地球の半径、④を地球の質量とすると、①は地球を脱出するのに必要な速度を求める事が出来る、方程式だそうだ。これは便利な方程式らしく、①に『c』・・・光速を入力する…

3年目のモクズガニ

暑い夜に豊平川で夕涼み、割と習慣になって久しい。ここは豊平川の中でも街の灯に近く、川全体に灯が映える。中央には魚道があり、けれどこの高低差のある堰、魚は登る事が出来るらしい。この場所を見つけたのは3年前だろうか、あと二か月もすれば最も川の水…

並ぶ惑星?

太陽系の幾つかの惑星が一方向に集うと聞いたのは少し前の事。明け方に空を見上げると・・・水平方向なので見上げはしなかったけれど、明るい星があったものの朝靄が邪魔をする。チャンスは数日はある!と思えば、雨だったり曇りだったり、起きられなかった…

東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画

先日の事、何気に眺めた美術番組は長きに渡る修繕を終えた唐招提寺。唐招提寺?御影堂?ではあったものの広間の光景を見て熱く思い出してしまう。3年程前に北海道の近代美術館で眺めた東山魁夷の障壁が映されていた。この空間のために描かれたものだったのか…

ヒノキ

とある現場を見学させて頂いた。関東で大工をされていた方で北海道に移住された方の現場だった。木材流通は本州に伝を持っているらしく、ヒノキがふんだんに使われる住宅現場だった。世の中には材料に拘られる人もある。特に大工さんなら、そこに思い入れあ…

カニ

先日の海で拾ったのは、貝殻ではなく「カニ」だった。荒れた日もあったので、不用意に岩陰から出てしまったのか波にさらわれのだろう、五体満足のまま、浜に打ち上げられていた。水に浸けたなら間接は緩くなるだろうか?標本にでもしてみようかと。甲殻類や…

神輿

札幌祭りは3日に渡り催され、その中日には神輿が練り歩いた。3年ぶりの事になる。このお祭りや神輿にどのような意味があり、思いがあるのかを良くは知らないのだけれど、「賑やかさ」とはこういう事なのかな?とも思う。アトリエのある場所は山鼻地区と言い…

この住宅は好きだった。

ふと、探し物をしていて、それはPCの中なのだけれど期せずして出会った以前の住宅に出会う。後に試したパースが出て来たので、掲載する。一度モデリングした3Dデータは、試みに使う事もある。今のレンダリングソフトを使う際に試した際のパースだ。 隣地建物…

札幌祭り

本日からは札幌祭り。実に3年ぶりの開催になるそうだ。2年もの間、開かれていなかったとは。こういう事が起こり得るとは信じられないし、受け入れられない事に違いない。人混みが得意!という人に会った事はないけれど、自分も苦手ではあるはずなのに、子供…

今年はとうとう6月になって初めての海。ここしかない?という間隙を見つけ思い立ったのは夜更けだった。空模様から太平洋を目指す。支笏湖を経由したのだけれど、今や釣り人にキャンパーの集う場所、湖上には夜が明ける前から釣り船が出ていて賑やかだった。…