【事務所より徒然】

一月後の仲秋。

この構図は嘗て観た記憶がある。満月ではなく薄い三日月なのだけれど、月下の山岳での焚火はロマン派の画家フリードリッヒだったはずなのだけれど、ターナーかもしれない。残念ながら確証を探し切れずの写真の舞台は札幌中央区、とあるアトリエの屋上での事…

【 日常 】・・・【夜行列車:1959・ポーランド・イェジー・カヴァレロヴィチ】

ここは私の日記のようであり、建築には直接関係のないことばかり綴っている。書き出すのは大抵は夜の事、一杯初めて落ち着いてからの方が多く、正直、酔っているし、気取っているし、グダグダではあるが。【 日常 】先週は久しぶりの帰省に合わせ道東で設計…

岩見沢!

ここは岩見沢において、現存する最もコアな場所に違いない。馴染みは薄く良く知らないのに岩見沢は特別に好きな街でもある。実は随分以前にとある設計で街並みを実地調査した事がある。それは冬の事で、風は通り寒いのに雪は多く、興味と好奇心が体力低下に…

札幌芸術の森美術館 【 深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ 】

撮影が出来るとの事でカメラを構えた。何が何やらカメラが迷う。作品には奥行きがある。それはまるで水の中、深さであり、その奥行きの中で様々に金魚が泳ぐ。カメラは、どの奥行きにある対象を捉えようかと迷う。表層の樹脂の表面から底にある畳まで、奥行…

札幌ドームで高校野球 (決勝戦追記)

知人の息子さんが高校野球の秋季大会準決勝に出場されるとお聞きし、ネットでライブ観戦をして午後を過ごした。開始から最後まで楽しんでしまった。円山球場で泥と汗に塗れる事こそ、と話されている方もあった。それも然り、その通りだと思いつつ・・・札幌…

【 月見珈琲会 】10/27(金)開催、予定。

仕事上がりに豊平川を散歩していたら偶然、友人に会い、月を眺めなら珈琲でも!という体の催しが始まりの【 月見珈琲会 】。写真は昨年の中秋の名月の際に催した【 月見珈琲会 】風景。場所はお気に入りの、いつもの豊平川。3人をお招き案内をしたのだけれ…

ラグビーワールドカップ 日本代表戦観戦記を。

ラグビー経験者3人、一人は社会人ラグビーの現役審判員の方々とラグビーワールドカップはプール最終戦の『日本×アルゼンチン』を観戦した。この機会に分らない事をと質問攻めにしてしまった。ラグビー最大の謎は『ボールを前に投げてはいけない』ルールだろ…

日の出

日の出、早起きすれば見られる時間になった。まだちょっと早いけれど。東よりも北よりから陽が昇る季節になった。その分、早く沈むようにもなったなー中秋の名月の名残が、あと数日で隠れそう。

お隣の栗は不思議な縁から。

アトリエの窓から『栗』を眺めるのは日常の事、その育つスピードには驚かされ、その大きさで季節を実感する。暑さが続いた今年、けれど栗は大きくなっていて、暑さの中にも秋を感じさせた。そういえば、この栗の木の由来をお聞きした事はなかった。次の機会…

中秋の名月

日が暮れて直ぐ、暗い夜空に浮かんだ名月は東の空に在った。月だけを撮る術がないので、ココに落ちて来るのを半日ほど待ち、ワールドカップラグビーのニュージーランド×イタリア戦開始前に訪ねたのが朝4時前だったと思う。何時もは煌々と明るいホテルも消灯…

【 エスコンフィールドへ 】 その⑤ スタジアム室内を散策する。

試合開始前早々に到着した『エスコンフィールド』、先ずはぐるりと一周する。やはりなのだけれど、3層に渡る野球場規模を一周するだけで汗を流す。そこで出会ったレフト外野側に聳える『 TOWER 11 』の壁面は格別だった。満塁で打席を迎えた清宮選手が声援…

【 エスコンフィールドへ 】 その④ スタジアムの外観を眺める。

『エスコンフィールド』とは、どのような野球スタジアムなのか?屋根が空く屋内スタジアムだ。それは看板の記号の通り。スタジアム建築は巨大な重量級の屋根、それがスライド可動するレール架台から成る。それは外観からも明らかだ。建築左右に通る武骨で長…

【 エスコンフィールドへ 】 その③ きつねダンス!

巷で噂の『きつねダンス』も堪能してきた。まぁー可愛らしい事。望遠レンズを持って行っていて良かった!!ファイターズガール?は3度程、登場していたと思う。終了後も踊っていたかも。ドームで観戦した時は写真中央のBBくんが活躍知っていた気がする。バ…

【 エスコンフィールドへ 】 その②

エスコンフィールド観戦、持ち込んだレンズの一本は安価で暗いのだけれど100mm~300mmの望遠レンズ。久しぶりに動く被写体を撮って見たくなる。■ピッチャー先ずは投手を撮ってみた。しり上がりに調子を上げ絶好調の先発の上原投手、撮らなかった・・・日…

【 エスコンフィールドへ 】 その①

最下位の日ハムは首位オリックスを迎えてのホーム戦、友人にお招き頂いて初めて北広島は『 エスコンフィールド 』へ行く。 9/13、日ハム快勝!の夜であった。座ったのバックネット裏正面の3階。照明の具合か空間はフラットに見え奥行き感は乏しくあるのだけ…

休日の朝

路面電車の音が聞こえる。モーター音を響かせ出発する音。何故聞こえてくるのだろう?静かだから?そう、休日の朝だからだ。近所には高校が二つもあるし、バス停に電車駅、地下鉄駅もあるし、普段は通勤通学の大勢が往来する。もちろん車も多く、賑わう。け…

近所を散歩する。

壊れた?温度計が35℃を指したまま下がらないのが常だったので、それが30℃だと涼を覚えてしまい、汗かきながら自転車で散歩に出た休日は豊平川から始めた。一つ言葉を覚えたので使う。この堰は床止めであり、高低差があるので『落差工』と呼ぶ。よく見ると角…

カーボベルデ

見慣れぬバスケットボールがネットで中継されていたのでサブモニターで横目にしつつ、その対戦相手が『カーボベルデ?』と、つい調べ始めてしまう。アフリカ大陸の西側、大西洋に浮かぶ小さな島群からなる国家らしい。大航海時代以来のポルトガル領は海賊時…

映える陰。

夕陽が手摺の影を、開け放ったドアから室内に招き込む。今の季節の日常はつい見落とし勝ちで、時々にはっと気が付く。どれの影だろうかと確かめに屋上に出ると、傾いた陽は長い影を床にも映えていた。夏場は屋上に上げているミカンの木、小さな木だ。鉢だし…

小津安二郎展 【編集中】

近所なので何時でも行けると思いつつ、けれど昼間は暑く汗だくで行くのは気が引けてしまい、気付けば会期ギリギリとなっていて思い切り、何とか無事に小津安二郎展に辿り着いたわけなのだけれど、訪ねて良かったです。「趣味?映画鑑賞です。」「どのような…

 【2023.08.09】 シジュウカラ

【2023.08.09】『ピーピーピー』と妙に近くで鳥が鳴く。それがあまりにも耳元、あれ?室内!?振り向けば、シジュウカラと目が合う。何故、室内に鳥が居るのか理解出来ない私、私と目が合いパニックに陥るシジュウカラ。泣き叫びながら室内天井隅を右往左往…

【札幌『豊平川』花火大会】考②

以前に藻岩山山頂から撮った市街夜景写真に『花火』を灯らせた。打ち上げられる場所は豊平川の河川敷が望ましい。定山渓から石狩川合流地点までを!アニメーションにしてみました。壮観!ではなかろうか。このスケールで夜の空に大きな花火が輝けば?市内の…

【札幌『豊平川』花火大会】考①

【札幌花火大会】を考察する。果たして、どうでしょう?豊平川花火大会は古典的で、都市に隣接して行われる稀な機会ではあるものの、雪祭のように同じでもある。折角の機会を違う姿で彩る事はできないか?思いついた。札幌形勢において重要な豊平川、これを…

今年の花火。

豊平川の花火大会は今年こそ河川敷へ行こうと思いつつは結局は屋上から眺めた。以前に何度か行った事はあるものの、行き帰りの大変さを思うと今年も踏み切れなかった。或いは見なくても良いやと別の事をして過ごそうとした事もあったけれど、音や閃光が見え…

キタラでPMFアンサンブル

■G.グリゼー:石碑■ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調■D.アンダーソン:コントラバスのための7つの二重奏曲■シェルホフ:フルート、ヴィオラとコントラバスのための小協奏曲■J.ペレイラ:マレット・カルテット■リゲティ:木管五重奏のための6つのバカルディ 日…

豊平川と中島公園

雨が続き、屋上に置いた鉢植えに水が溜まるのが心配で、つい見に行ってしまう昨今。久しぶりにカメラを持って豊平川へ行く。何時もの如く夜に。二日ほど続いた雨の後だった事もあり、この日は水量は多く濁り、低く垂れ込めた厚い雲は不気味だ。濁った水では…

天体観測

赤道儀が自動で星を追尾し始める際のモーター音を聞いた時に、何かを強く感じた。地球の自転と連動し誤差を逐一調整しつつ狙った天体を高い精度で追尾する装置は、まるで意識があるかのよう。正しく機械なのだけれど、見事だった。三脚の上に台座を取り付け…

星空

中央下やや左に「さそり座」が居たのだけれど、写真ではわからんナ。夜空の暗さにこれ程のグラデーションがあるとは、驚く。RAWで撮って現像時にノイズをある程度除去したので、写っている光点は全て何かしら天体になる。どこか星空を楽しめる場所はないもの…

夏至近し。

基本に夜型の私にとり今時期の夜は極めて短く「夜更かししてしまったか?」と罪深く感じてしまう気難しい季節です。早起きして夜明けを眺めるのは稀なので、夜明けを眺められるという意味では好きで。夕暮れなら灯り始める街灯類、朝は消え始めるので明暗の…

フィボナッチ数列

『フィボナッチ数列(数)』は造形理解の際に例えば『フラクタル次元』等と同じく必ず登場する数学だ。自然の造形の中に潜む数学の存在は衝撃的で、人が見たいから見たのではないか?と思える程に完成された理想の数が並ぶ。フィボナッチ数列は貝殻の構造な…